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シェルターでのボランティア

ちょうど一年ぐらい前から、うちから車で30分ぐらいのところにある、動物愛護団体のシェルターで、ボランティアをしています。
ここは、正規の職員は一人か二人だけで、残りはすべて、ボランティアです。
私の担当は、保護されている犬たちを、散歩に連れて行くこと。
この散歩係は、数十人います。ほとんど毎日来る人、週一回、月一回、平日だけ、週末だけ、、、何曜日の何時、と決められるのではなく、自分の都合の良い時に、ふらっと行けばいいので、私のように不規則な生活をしている人でも、気軽にお手伝いできるんです。

きのうの記事は、ここでのお散歩の様子でした。
お散歩が必要な子達の中から、好きな犬を選んで連れ出すのですが、中には、大型犬が苦手な人も多いので、私はなるべく、大型犬を連れ出すようにしています。

シェルターでのボランティア_c0035816_2152692.jpgこれは、きのう散歩に連れて行った、レックス君のお部屋です。
この大きさのケージが、ずら~っと2列に、全部で50ぐらい並んでいます。
一緒に飼われていたのでない限り、すべて個室です。
中には、清潔なお水の入ったボールが二つ。
奥は、右側にベッドがあります。

シェルターでのボランティア_c0035816_21165659.jpg
コンクリートに直接寝るのではなく、木のベッドに、毛布。 →
一日中、このケージに閉じ込めるのはかわいそうですから、外にはフェンスで仕切った遊び場が10ぐらいあり、交代でそこに放されます。
大型犬でも十分走り回れる広さで、ボランティアさんとボールで遊んだり、簡単なトレーニングをしたりしています。

実はこのシェルターは、ノーキル(動物を薬殺しない)ではありません。でも、アドプト率はかなり高く、ひどい病気や怪我以外、薬殺することは、ほとんどないそうです。
里親募集は、原則4週間なのですが、4週間経っても見つからないと、何回も延長したり、サポートしてくれているペットショップ(以前、記事を載せたところ)で展示したり、あの手この手で里親を探します。
そして、最終手段は、、、、、シェルターで飼っちゃうんですね。

シェルターでのボランティア_c0035816_21172654.jpgこのGシェパードは、とてもいい子なのですが、もう10才を過ぎ、里親が見つからなかったので、このシェルターで飼われています。
一応、自分の小屋はあるのですが、昼間はこうして、敷地内を自由に闊歩し、いろんな人に話しかけられ、撫でられ、のんびりと過ごしています。
こういう犬が、他にも5,6匹は、います。
もちろん、自分だけを見てくれる飼い主さんが見つかれば、それが一番なのですが、それが無理な場合は、こういう余生もアリかな、と思います。

きのうは、なぜか、事務所は、里親希望さんで混雑。
一人一人、家族構成や生活スタイルなど、細かく聞き、相性を見るために、お試し期間を設け、それで双方ハッピーだったら、お譲りします、との説明が行き交っていました。
一匹でも多くの犬や猫が、新しい家族に出会えますように!
by kazinvic | 2006-01-06 22:56 | 犬のこと
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