人気ブログランキング | 話題のタグを見る

NZ ケーブ・ウォーキング

NZ ケーブ・ウォーキング_c0035816_22242298.jpg
英語学校のアクティビティで、ケーブ・ウォーキングに行きました。
サインは写真だとかなり見にくいのですが、書いてあることは、「全長362メートル。内部は完全な暗闇、寒くて濡れている。足場は悪く、曲がりくねっている。出口にほぼ垂直の3メートルの滝。平均所要時間1時間。要ナイロンの登山ロープ。各自懐中電灯持参」等。他には注意事項。

この真っ暗な洞窟(中を川が流れている)を、川下から川上へ歩いて抜けます。
入口(川下)は平地ですが、出口(川上)は山から流れ出た小川が洞窟に流れ込む滝で、この岩壁を登らなければなりません。まず最初に、壁の上にあるボルトに、ナイロンロープを結びつけ、岩壁に垂らしておきます。

NZ ケーブ・ウォーキング_c0035816_2216954.jpg服装は、水着の上にTシャツとショーツ、フード付ジャケット。綿の靴下にスニーカー。
しばらく雨が降っていなかったので、洞窟の中の水かさは少ないと聞いていましたが、それでも深い所では腰近くまでありました。
川底はでこぼこで、しかもヌルヌルと滑るし、大きな岩をよじ登るところもあるし、、、
けっこう大変といえば大変ですが、洞窟内の完璧な静寂と真の闇は、めったに経験することのできない、全くの別世界です。
聞こえるのは水の音と、グループ内で確認のために掛け合う声のみ。

出口の下は滝壺のようなプール状になっていて、はしゃいで泳ぐ人もいました。
最後の難関は、3mの垂直の壁。前もって垂らしてあるロープで、一人ずつ登ります。
よく映画で、ビルの壁を登る(降りる)場面がありますが、ちょうどあんな感じ。
足が壁と直角になるように、一歩一歩、上へ。

水は冷たかったけど、とっても楽しかったです。
こんな冒険、NZならではでしょうね。日本だと危険すぎて立入禁止になりそうです。

実は、、、私達が行った10日ぐらい後に、雨でちょっと水量が増えていた日に入った高校生のグループ。もちろん引率の先生付きで行ったのですが、一人亡くなりました。その数年前にも亡くなっているそうで、やはり、かなり慎重な行動が要求されます。
NZの人たちは、こういう遊びを通して、自然の厳しさ・怖さを身をもって覚えるのかもしれませんね。
by kazinvic | 2005-08-19 22:13 | ニュージーランド日記 89-90
<< 木戸の向こうは? プリンターがレモン? >>