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おしゃべり好きな生徒

家庭教師をしている高校生で、とても楽しい男の子がいます。
アニメやコメディ系のドラマなどが大好きで、あ、そうそう、前におもしろい日本のドラマを教えてくれた子です。
先日も、「〇〇の執事」がとてもおもしろかったと言ったら、じゃ、これも好きかも、とあるアニメを勧めてくれたりしました。

彼のレッスンは、たまに、話が盛り上がって、爆笑の連続になることもあります。
別室にいる夫が、あとで、「何であんなに爆笑してたの?日本語のレッスンをしてるんじゃないの?」
確かに、こんなに楽しくて、笑い転げていて、それでお金をもらってもいいんだろうか、なんて思うこともあるんですけど、まぁ、全部日本語で話しているのだから、少なくとも会話の練習にはなってるし、と思ったりもして。
そう、会話はすべて日本語なんですよ。
学校の日本語の授業は、簡単すぎてつまらないというのも、よく分かります。
アニメのことだけでなく、学校のこと、友だちや彼女のこと、はまってるゲームのこと、、、
とにかく、実にいろいろな事を話してくれます。日本語で。
本当に、話していて楽しい子なんですが、うちでは親とはほとんど話さないんだそうです。
学校の先生ともあまり話さないらしいし、もしかしたら彼にとって、私は気軽におしゃべりができる、唯一の大人なのかもしれません。
高三の受験生なので、おそらくご両親や学校の先生たちからは、勉強しろというプレッシャーが強いのでしょうね。
親には内緒で、毎日、アニメやゲームに何時間も費やしているというのも、ちょっと気にはなるんですが。
私とおしゃべりすることで、ストレス発散になってるのかな?
助けを求めているようには思えないけれど、何か心に抱えているものがあるのかな?
前々学期に心理学/カウンセリングの勉強をしたせいか、そんなことを考えたりもしてしまいます。
by kazinvic | 2009-07-10 22:58 | 日本語のこと
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